屋根塗装

2021年06月18日

こんにちは。ここのところ多忙でなかなかブログを更新できていませんでした。

先日お世話になったお客様から「娘の家をリフォームしてほしい。」と頼まれまして、今回はその家の工事をまとめてみました。

屋根塗装の工事だったのですが、今まで20年間これといったメンテナンスはしていなかったそうです。屋根の傷んだ貫板を全て取り除き、新しい貫板に交換しました。工事を機にこれをやってあげないと台風や強風に今後耐えきれなくなる恐れがあるのでとても大切な作業です。

貫板の交換が終わり一度高圧洗浄で屋根全体を洗いました。一目瞭然で屋根の黄ばんだ頑固なコケが落ちて、綺麗になりました。この作業もとても大切な作業でやるとやらないとでは、後々年数が経ってきた時に差がでます。ろくに洗浄やケレンをしていないで塗装をしてしまうと最初の仕上がりは綺麗でも1~2年で塗膜が剥がれたり汚くなってしまいます。悪徳業者とかに頼んでしまうと、そういったトラブルが多いそうです。

写真だと分かりづらいですがコロニアル屋根の塗装をする際にはタスペーサー金具という物を差す必要があります。もともと屋根材と屋根材のすき間が確保されているのなら特に必要は無いのですが、ほとんどのコロニアル屋根はすき間がありません。その状態でタスペーサー金具を差さずに塗装をしてしまうと塗膜で屋根材のすき間をふさいでしまって溜まった湿気や水分の逃げ道が無くなり、屋根材の下にある防水シート、野地板を痛めてしまう原因となります。これで塗装までの下準備は終わり、塗装に入っていきます。

これは下塗りと言って、全部で3回塗る工程の1回目となります。簡単に言うと2回目に塗る塗料と屋根材との接着剤のようなものです。これもとても大事な工程で、やらないと塗膜は簡単に剥がれてしまいます。

下塗りが終わり、中塗りの状況です。青の塗料が映えてだんだん綺麗になっていきます。

中塗りだけでもパッと見は綺麗です。悪質な業者だとここまでの工程で工事を終わらせてしまうことがあるようです。下塗り1回、中塗り1回を業界では「ピン」と呼びます。

ピン芸人からきてるのでしょうか(笑) 

この状態で終わらせてしまうと塗料本体の耐久性が望めません。

1年かそこらで剥がれてしまうのでしっかりと上塗りをする必要があります。

この上塗りの工程で完成となります。写真でもはっきりと中塗りと上塗りの青のトーンの差が出ていますね。この3回塗りと下準備も含めて屋根塗装の流れとなります。

beforeとafterを見比べるとだいぶ綺麗になりました。もともとかなり頑固なコケがへばりついていて施主様も気にされていましたが、これだけ屋根が蘇り大変喜ばれていました。

今回見て頂いた工程は通常の工程です。それさえもできない業者が法外な金額で方々で工事をしている現状です。失敗をしないためにも工事を依頼する業者さんには工程はしっかりと確認をして、写真もしっかり撮ってもらいましょう。

 

 

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