2021年04月25日
こんにちは、今日は前に工事をしたお客様から連絡があり、屋根の部品が
思っていた通り、棟の中の貫板は腐っていました。
こうなると最後、上にかぶす棟板金の釘は効きません。
10年以上前に一度貫板の交換はされたそうですが、
なるべく耐久性のある建材で希望されていました。
通常だと既存の貫板と同じ杉の貫板を使用するのですが
今回はより耐久性の高い樹脂の貫板を使用することにしました。
近所の家で台風があるたびに棟板金が飛んでくるそうで
人様には自分の家のことで迷惑をかけたくなかったそうです。
樹脂の貫板の後に新しい棟板金をかぶせ、横からステンレスの
釘を打って工事終了です。腐った貫板だとこの釘が全く効きません。
台風前に棟の補修ができて、お客様も満足されていました。
と言うのは、毎日のように職人風の訪問販売の人からインターホンを
鳴らされて、その箇所を指摘されていたそうです。
なんでも「屋根全体を変えなきゃダメです。」とか言われていたそうです。
私が見た限り、屋根そのものはそこまでする必要はありませんでした。
必ずしも訪問販売の人が悪いパターンとは限りませんが、安易に流されず
慎重な判断が必要です。